わりとなんでもおっけー みたいな

kayon2003-07-19

今日は女友達と新宿でお茶の予定だったのですが、昨日の昼過ぎから高熱(39度超え)を発してしまったのでキャンセルとなってしまいました。朝一で病院に行ったら扁桃腺がかなり腫れていたらしいのですが、待ち合わせ時間になったらすっかり熱も平熱に戻ってしまっていて自分のタイミングの悪さにガックリ。アーアー。アーアーアー。ボエー(ジャイアン)。

今日は雨も降らないとの予報だったので、もしこんな風にならなければ紺の透かし模様の紗を着ようと思っていました。今年アンティークで発掘したものですが、まだ一度も着てないんだよね。ざんねん。

さて少し前に母の友人の方から和装用にとバッグを頂きました。今日の写真の一番手前です。かわいい。
大きさもちょうど良くて持ちやすそうな感じです。その方は娘時代に愛用していらしたそうで、もう年齢的に赤は持てないから、使うなら譲りますということで母が頂いてきたわけです。でも古いものだからか色もいい感じに落ち着いていて、これなら年齢は気にしなくても良さそうだけどなあ…?と思いつつ、口には出さず素直に頂きました。イエー。

着物を着るときに持つかばんて、最初はすごく考えちゃうことが多かったような気がします。イメージ的にはこう、利休バッグとか、礼装用のあの箱みたいな固そうなのとか…?取っ手のない抱えるやつとか…?(恐ろしい固定観念)。

でも今はわりと何でも持っちゃいます。だってそういうのだと洋服の時持てないし、かわいいと思えるものがぜんぜんない。あと高い。値段をぴろって見たら後ろに倒れそうなくらい高い。高すぎます…!(くどい)
と、まあこんな理由からです。

夏の時節に入った今、ヘビーローテは写真の籠(駅ビルで1000円)と白の小ぶりなバッグ(ハッシュアッシュで3000円)。今回頂いたものも季節を選ばずに持てそうなのでローテに入りそうです。これのほかにはぎれで作った簡単な手提げのようなものも持ったりしてます。

着物を着るぞって意気込んじゃうと何から何まで揃えないといけないような気がしてしまうけど、まぁあるもんでもなんとかなるもんだなーと思います。着物にはいろいろな決まりごとがあって、それを守るのが由とされているけれど、まぁ知っておけばものすごく逸脱していない限り別にいーんじゃないのー、とも思います。

正式な席で洋服に決まりがあって、普段あまりないのと同じように、着物も普段はなるだけラクに、正式な席ではしっかりと、という感じでオーライじゃないのかなー。

かわいいとかうつくしい とか 

kayon2003-07-16

彼氏が何か買ってくれるというので、蜻蛉玉の帯留めを買って貰いました。緑の地にピンクと青がまだらに入った美しいものです。わーい。

以前贔屓にしている呉服屋さんで見つけてほぼ一目惚れだったのですが、とっても可愛いのですが、お値段がまったく可愛くなくていらっしゃる…!ということで泣く泣く買わずに帰ってきたのでした。それを買って貰えたのでもうわたしは大ニコニコです。

帯留めって可愛いですよね。季節やイベントに合わせてそれぞれ使い分けられるのも魅力。それひとつあるかないかでは雰囲気もまったくちがってくるし。
でもそれなりにお値段が張るものも多くって、なかなか売られているものを買おうとしても手が出ません。アンティーク着物はわりと手に入りやすい値段で売られていても「帯留め」として作ってあるものは非常に高価で貴重なものが数多く、それは現代でも変わってない訳で…。箸置きやブローチを帯留めに改造して使うのも可愛いのだけど蜻蛉玉って中々見ないし。

帯留めにしてもそうだけど、和装小物って本当に美しくて可愛いものが多いです。手入れして使い込んでいくほどに味が出ていくのもまた魅力。かんざしやはぎれで作った正絹のバッグ、根付や籠。どれも長く使えて、いいものは後の世代へ残してゆけるほど。

今日頂いた蜻蛉玉はガラスだからかけてしまうかも知れないけど、できれば後の世代に残していけるように大事に使おうと思います。だってきれいなんだもの。

しゃんとしよう といわれてるような

着物は普段から着てナンボ、似合う似合わないよりも着慣れるか着慣れないかで雰囲気の差が出る、というのがわたしの身上です。ということで、わたしも普段からなるべく着物を着るようにしてます。
とは言っても選択肢の一つに着物がある、というだけで、洋服が着たいときは着るし、TPOに合わせるってことで。

最近は雨が多いので、家の中では浴衣か木綿を単で着ています。
浴衣は楽でいいですねー。涼しいし着付けも楽。外に出るときは補正もしますが、家の中では基本的にいつでも直せるので補正もしないで、そのまんま(浴衣は盛夏のお昼過ぎからというお決まりごとがあるらしいので、さすがに外には出ないけど)。

着慣れるということで始めた家での着物ですが、実際着てみるとそれ以外でもいい事が分かってきました。
朝起きて、簡単に肌と髪を整えたあと、和服下着をつけ襦袢を着て、着物を羽織り帯を締める。この動作をすると、背筋が伸びて、きちんと一日が始まることが体に伝わるような感覚。不思議なもんです。
日本人の遺伝子に含まれているんかも知れないです。

余談ですけど、これだけ長い文化の歴史を持ってて、その文化の民族衣装を着ないのって日本人だけじゃないかと思います。日本の風土や文化に馴染んで、多分日本人のいいところを漏れなく発揮してくれる着物。
着る人が少ないのはとても残念なことじゃあないかしらんと今日も浴衣を着つつぼんやり思います。

でかいのってたいへん という。

kayon2003-07-11

さて、↑の通りわたしは背が高いです。

洋服でこそだましだまし着たり、トールサイズも品物が豊富になりつつあったり、海外のブランドでなんとかしたりしていますが、着物は日本人のいわば民族衣装。相当昔から日本人が日常着として愛用していたのはご存知の通りで、昔の日本人というのはちっちゃい人が多かったわけで、つまり、サイズ的にわたしが着物を着る、ってのは割と大変。

仕立てればいいかと思うと、それも大変。
まず丈は出るとしても、反物の幅が狭ければ裄が出ない。
そんで幅の狭い反物ってのが未だに大半を占めてるから、仕立てても7分袖とかザラ。微妙に足りない。
仕立て代もびっくりするくらい高いので、そうそう注文するわけにもあきまへん。アーアー。

最近大正ロマン風の柄に目が行きっぱなしなんですけど、どうにも手が出ない。わたしの場合「つったけ(おはしょりなし)」で着るとしたら148〜9センチが理想ですが、この丈もあんまり出てこない。152センチとか超微妙に引きずる悪寒…!
着物は長い分には着方でなんとでもなりますが、短かったり微妙な長さだったりするとお話になりません。

そんなわけで普段は微妙に足りないプレタ物を着たりしています。だっておあつらえなんて高くてそうそうできないもん。
大正ロマンの柄は、Yahooや楽天でボヘーと眺めてるだけ。いいなぁ、着れる人たち。

母が大島や銘仙のきれいなきものをたくさん持ってるんだけど、着丈がことごとく150センチ前後なので、きっとあのブツはみーんな弟とおにーちゃんの嫁に行くんだろうな…ボヘー。

とりあえず梅雨よ早いとこ明けてくれと空をにらむ毎日。
夏着物ってなんかいいですよね、見た目涼しげだし(着てる方は超暑いけど)。