しゃんとしよう といわれてるような

着物は普段から着てナンボ、似合う似合わないよりも着慣れるか着慣れないかで雰囲気の差が出る、というのがわたしの身上です。ということで、わたしも普段からなるべく着物を着るようにしてます。
とは言っても選択肢の一つに着物がある、というだけで、洋服が着たいときは着るし、TPOに合わせるってことで。

最近は雨が多いので、家の中では浴衣か木綿を単で着ています。
浴衣は楽でいいですねー。涼しいし着付けも楽。外に出るときは補正もしますが、家の中では基本的にいつでも直せるので補正もしないで、そのまんま(浴衣は盛夏のお昼過ぎからというお決まりごとがあるらしいので、さすがに外には出ないけど)。

着慣れるということで始めた家での着物ですが、実際着てみるとそれ以外でもいい事が分かってきました。
朝起きて、簡単に肌と髪を整えたあと、和服下着をつけ襦袢を着て、着物を羽織り帯を締める。この動作をすると、背筋が伸びて、きちんと一日が始まることが体に伝わるような感覚。不思議なもんです。
日本人の遺伝子に含まれているんかも知れないです。

余談ですけど、これだけ長い文化の歴史を持ってて、その文化の民族衣装を着ないのって日本人だけじゃないかと思います。日本の風土や文化に馴染んで、多分日本人のいいところを漏れなく発揮してくれる着物。
着る人が少ないのはとても残念なことじゃあないかしらんと今日も浴衣を着つつぼんやり思います。